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〜16年間工場勤務した男のブログ〜

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【DIY・工具解説】ねじ・ボルトをしっかり締めたいなぁ・・・でも無理締めたら・・・そんなときのトルクレンチ!!使い方と紹介

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トルクレンチ

おはこんばんにちは!mantaiです!

今回の記事は工具解説「第三弾」になります。

今回の工具は、

トルクレンチ

になります。

バイクや、車を自分でカスタムする方にとっては、必需品ですが、時には、家具の組み立てなどにも使うことができる工具です。

トルクレンチについて、知らない方にもわかりやすく解説していこうと思いますので、どうぞ最後までお付き合いください!

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工具を人に向けては、いけませんです

そもそもトルクってなにさ?

簡単に言えば、ボトルやナット等を締める際、レンチを回すのに必要な力(回転力)を意味します。

もう少し詳しく説明すると、Lの長さのレンチ(※)でFの力をかけた時にボルトに与えられる回転力Tの事です。

力(ニュートン) × 長さ= トルク(ニュートンメートル)

トルク(締め付け力)の単位はN・m(ニュートンメートル)で表します。

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画像引用:KTC 様

※正確には、Lはボルトの回転軸から力をかける点までの距離(上図参照)ですが、ここでは説明を容易にするため、レンチの全長をLと表現しています。

例えば、100N(約10kgf)の力を1mの長さのレンチにかけた時のトルクは100N・m(約10kgf・m)となります。

100N(ニュートン) × 1m= 100N・m(ニュートンメートル)

長くなるほど大きな力がかけられる

トルクとは「F(力)✕L(長さ)」ですから、長さが長くなるほど大きなトルクがかけられる事になります。

100N(約10kgf)の力を2mの長さのレンチにかけた時のトルクは200N・m(約20kgf・m)となります。

100N(ニュートン) × 2m = 200N・m(ニュートンメートル)

トルク管理はなぜ必要?

ボルトやナットの締め付けトルク不足によるボルト・ナットの緩みだけでなく、オーバートルクによるボルトや部品の破損は、重大な事故を発生させる原因となります。

そのため、経験や勘だけに頼ったトルク管理でなく、トルクレンチを用いた正確なトルク管理が望ましいのです。

トルクレンチとは?

トルクレンチとは「今行っている作業を、どれくらいの力で締付けているか」を測定する工具で、精密機器です。

ボルトやねじを適正トルクで締め付けるために使用します。


すでに締め付けられているボルト・ナットが、どれくらいの力で締め付けられているかを確認する工具ではありません

トルクレンチの種類

トルクレンチにも様々な種類がありますが、締付けトルクの確認方法で分類すると「直読式」「シグナル式」に分けられます。

今回は、私もプライベートで所有し、よく使用するシグナル式について説明していきます。

シグナル式

設定トルク値を「超えた」ことを、音や振動などでお知らせするトルクレンチ。

プレセット(プリセット)型トルクレンチ

あらかじめ設定したトルクに達すると軽いショックが手に伝わったり、「カチッ」という音がして締付け完了が確認できます。

同じトルクで何本もボルトを締め付けるような連続作業に適しています。

使い方

※工具メーカーや種類によりますが、力を掛ける方向が決められている場合が多いです。決められた方向に力を掛けないと破損する場合がありますでの、向きを間違えないように注意してください!

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画像引用:東日製作所 様

実際に、私も所有している東日製作所のトルクレンチで説明します!

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画像参照:東日製作所 様

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画像引用:

トルク値はどんなところに書いてあるの?

例えば、バイクのカスタムの場合、購入した部品の説明書などに必ず、締め付けトルクが記載されています。

特に、安全に考慮すべきパーツや、オーバートルクで破損の可能性がある場合はほとんど記載されていると思います。

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写真は、エンジンオイルを抜くドレンボルトの説明書

上記参考写真の赤く囲ったところのように記載があるので、必ず守り規定トルクで締め付けるようにしましょう。

おすすめトルクレンチ

東日製作所 シグナル式トルクレンチ 

QL-MHシリーズ

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QL25N-MH
特長
  • メタルグリップ。
  • 設定されたトルクに達するとトグルが作動し、軽くきれいなシグナル音で締付け完了を感知できます。
  • 頭部ラチェットは24枚刻み、15度の振り幅で狭い場所での締付けに威力を発揮します。
  • トルクの変更は目盛によって容易に行えます。  

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見やすい目盛りと、操作感良好な副目盛り
  • 汗や油が付いた手でもトルクセットし易い、新副目盛形状。

おすすめポイント1.小さめで工具箱にも入るサイズ感

上記写真のトルクレンチは、全長226mmと小さめサイズ!

工具箱に入れても場所を取らずにトルク管理ができます!

おすすめポイント2.先端は差込み各9.35で様々なソケットに対応

ソケットセットをお持ちの方には、特にお勧めしたい。

一般的に普及されている差し込み各なので、使い勝手も抜群!

おすすめポイント3.軽くきれいなシグナル音

ボルトやナットに力を掛けていくと、決められたところで教えてくれるトルクレンチ。

「・・・カチっ!」という音がなんとも堪らない!!

この東日製作所のトルクレンチは個人的にもすごく気持ちい音がします!

まとめ

いかがだったでしょうか!

トルクレンチという、工具について紹介してみました!

私の経験でも、力任せにねじやボルトをうりゃうりゃ閉まらなくなるところまで締め続けた結果、閉まらなくなったり、途中で折れちゃったりしたものです💦(←ちから馬鹿w)

そんなトホホ・・・な経験からしても非常に便利な工具ですので、興味がある方ぜひ使ってみてください。

 

また別の紹介記事もありますので、よかったら読んでみてください!

これからも安全に楽しくDIYしていきましょう!

mantai005.hatenablog.com

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ご安全に!

では、また。