【雑談ネタ】実用公的資格シリーズ!!フォーリフト運転技能資格について
おはこんばんにちは!mantaiです!
今回は、私が16年間工場勤務をしている中で最も活躍した資格の一つ、フォークリフト運転技能資格についてお話ししたいと思います。
世の中には、国家資格や公的資格など世の中には沢山の資格が存在します!
就職や転職などでも有利に働くことがあったり、または勤務する会社によって、業務の幅が広がったり、お給金が上がったりする場合もあったりしますよね!
これから、就職や転職、業務幅を広げたい方(キャリアアップ)も含めて、フォークリフトの資格を取得を目指している方にもお勧めできる記事にもなっていると思いますので、最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
フォークリフト運転技能資格とは?
幅広い分野で活躍するフォークリフト。シンプルなフォルムと動きから「誰でもかんたんに運転可能!」と思われがちですが、実はフォークリフトにも運転資格が必要なんです。フォークリフトの運転業務は就業制限業務として取り扱われることから、運転業務を行うための資格が必要で、それに適した講習、教育を受けることが必要です。
詳しくは、次で説明していきます!
自動車運転免許証じゃ運転できないの?
自動車の運転免許ではフォークリフトの運転はできません。
無資格の運転には重い処罰が課せられます。
敷地内の作業であっても、フォークリフトの運転には資格が必要になります。
実際に作業する方に資格がないといけません。
※無資格での運転が摘発された場合、労働安全衛生法の両罰規定により違反者には「6月以下の懲役または50万円以下の罰金」が課せられます。
これには様々な理由が存在します!
フォークリフトは危険な乗り物!
工場などの現場で、命に関わる労働災害の代表的な原因の一つにもなるのが、やはりフォークリフトに関わる事故だったりします。下のグラフでは、事故の発生件数と死亡事故数が書かれています。年間約2000件の事故と30人前後の方が命を落とされているのがわかります。フォークリフトは予期せぬトラブルや事故の可能性を持つ特殊車両です。現場でフォークリフトの死亡事故を起こさないためには、講習会などを通しフォークリフトを理解した上で、操作・操縦し、事故防止を常に心掛ける必要があります。
そもそもフォークリフトとは?
荷を積載するツメ(フォーク)などの装置と、これを昇降させるマストを備えた動力付き荷役運搬車両のことをいいます。
作業の効率化を図る手段として様々な業種で広く普及しています。
フォークリフトの資格には種類があります
先にも画像で紹介したフォークリフトの種類はカウンタバランスフォークリフトやリーチフォークリフトなどがありますが、資格は最大荷重が1トン以上か1トン未満かで大きく2つに分けることができます。
※「最大荷重」とは、基準荷重中心に積載できる許容質量を表します。
フォークリフトを運転操作して行う荷役作業は、重量物を積み取り、自走によって運搬、取り降しなどを行う作業です。普及に伴いフォークリフトによる災害も増加しているため、安全で効率よく荷役作業を行うには、フォークリフトの種類、特徴、構造、安全装置などについて十分理解し、正しく取扱うことが重要です。また、免許取得にかかる時間や費用は「普通自動車免許」などすでに取得済みの資格有無によって変わってくる場合もあります。
フォークリフト運転特別教育(1t未満)
最大荷重が1トン未満のフォークリフトの運転 (道路上の走行を除く)について、事業者は、最大荷重1トン未満のフォークリフトの運転業務に就かせる労働者に対し、特別教育の実施が義務付けられています(労働安全衛生法第59条第3項/労働安全衛生規則第36条第5号/安全衛生特別教育規程第7条)。
※この教育は荷役作業を行うのに必要であり、公道を走行する場合は道路交通法により大型特殊自動車などの運転免許が必要です。
※最大荷重が1トン以上のフォークリフトの運転業務には、技能講習を修了した者でなければ業務に就かせてはならないと定められています。
フォークリフト運転技能講習(1t以上)
最大荷重が1トン以上のフォークリフトの運転 (道路上の走行を除く)については、フォークリフト運転技能講習を修了した者でなければ業務に就かせてはならないと定められています(労働安全衛生法施行令第20条第11号)。
※この資格は荷役作業を行うのに必要な資格であり、公道を走行する場合は道路交通法により大型特殊自動車等の運転免許が必要です。
※上記の業務に従事する際は技能講習修了証の携帯が義務付けられています。
※最大荷重1トン未満であればフォークリフト運転特別教育修了者も運転業務に就くことができます。
資格取得にまでかかる時間と費用
取得にかかる時間や金額は講習受ける場所や、ご自身が既にお持ちの免許の種類に変わってきますので、各教習所などのHPを参考にしていただければ幸いです!
・1t未満(特別教育)の場合の費用
受講料、テキスト代、保険料など合わせて、15,000円~20,000円が相場です。
・1t以上(技能講習)の場合の費用
受講料、テキスト代、保険料など合わせて、45,000円~50,000円が相場です。
どこで取得できるの?
教習所や各地方の労働基準協会などが主催する攻守会で取得することが可能です!
代表的な主催団体や、講習会場(教習所)を下記にて、紹介します!
公益社団法人東京労働基準協会連合会www.toukiren.or.jp
掲載のHPは東京支部になります。全国に支部がありますので、お住まいの地域の支部のHPから検索してみてください!
建設機械車両の製造で有名なコマツ製作所が運営する教習所です。
こちらも全国(沖縄を除く)に教習センターを設けています。お住まいの地域に合わせて選ぶことができます。
マジオライセンススクール
全国20ヶ所以上の拠点で技能講習を実施している教習所です。
【まとめ】
いかがだったでしょうか!
長々と書きましたがざっくりまとめます!
①フォークリフトは、一見簡単そうだが安全に操作するためにも講習などの教育を受けて理解を深めなければならないので、資格が必要。更新などの必要がないので資格は一生もの!
②運転資格は2種類ある。
・最大荷重1t未満(特別教育受講)
費用(相場)が、15,000円~20,000円
講習期間は大体2日ほどです。学科が6時間、実技が6時間と定められており、修了試験はありません
・最大荷重1t以上(技能講習受講)
費用(相場)が、45,000円~50,000円
講習期間は約5日ほど。学科が11時間、実技が24時間と定められており、特別教育とは違い修了試験を受けなければなりません。
ざっくりまとめてみました。
私の場合は会社の資格取得制度を利用し、費用を会社で負担してもらえました。すでにお勤めの方は、会社の制度などを確認して、どんどん活用してご自身のキャリアアップにつなげてみてはいかがでしょうか?
ではまた。