【バイク情報】ヘルメット選び中の方やバイク初心者にもおススメ!バイクに乗るための必需品、ヘルメットについて!メーカーや種類についてご紹介!
おはこんばんにちは!mantaiです!
私は長年の趣味でバイクに乗っております。風切って走るあの感覚は、他の何物にも代えられない得も言えぬ体験をすることができる乗り物であると同時に、四輪車と比べ、渋滞の影響を受けづらく、駐車スペースも小さくて済むため都市部の移動にはとても適しています。そんなバイクですが、乗車の際に決して欠かすことができない必要なものがいくつかあります!
それは、ヘルメットです!
しかし、ヘルメットと一言聞くと、自転車用や工事用、はたまたウィンタースポーツ用など様々なものが思い浮かぶ方もいらっしゃるかと思います。
今回は、オートバイの必需品ヘルメットについての解説と規格説明、主要なメーカーについて触れる記事になっております。
最後まで、お付き合いいただければ幸いです。
バイク用ヘルメットとは
バイク用ヘルメットとは、頭部を保護するために装着する装備品のひとつです。バイクの場合、自立機能そのものが自動車に比べて劣るため、常に転倒のリスクが高い状態にあります。また、事故時に深刻な状況が発生する多くの原因が、頭部の外傷によるものであるという統計も出ているのです。日本では、道路交通法により排気量に関係なくバイクを運転する際にはヘルメットの着用が義務付けられています。
バイク用ヘルメットの種類と選び方
オートバイは小回りが利き、便利に使い回せるという利点もありますが、安定性が悪いといった欠点もあります。転倒時の被害を最小限に抑えるためにも安全性の高いヘルメットを用意することは重要です。
サイズから選ぶ
バイク用ヘルメットには3S、SS、S、M、L、LL、3Lサイズなどが用意されていますが、一部メーカーではさらに大きな特大サイズの4Lもあります。そのほかにも、子供用、女性用、フリーサイズなどもありますが、メーカーによって微妙にサイズが異なることがあるので注意が必要です。バイクヘルメットのサイズは、頭の外周を耳の上の部分で測ったものに合わせます。一般的にSSサイズで53~54cm、Sサイズで55~56cm、Mサイズで57~58cm、Lサイズで59~60cm、LLサイズで61~62cmとなっています。
ヘルメット形状から選ぶ
ヘルメットは形状から選ぶこともできます。バイクヘルメットには、フルフェイス、ジェットヘルメット、オフロードヘルメット、ハーフヘルメットといったものがあります。
フルフェイス
頭部だけでなく顔全体をカバーできるヘルメットです。バイクレーサーなどがレース時に着用していることからも高い安全性を持っていることが分かります。欠点としては、夏場など熱がこもりやすい、重量的にやや重いといった点があげられます。
オープンフェイス・ジェットタイプ
頭部から後頭部にかけてしっかりとガードしてくれます。あごから顔全面が開いているため視認性が高く、夏でも熱がこもりづらいという利点があります。顔全面に関してはシールドが取り付けられているヘルメットもあり、より高い安全性を得ることができます。
オフロード
形状的にはフルフェイスに似ていますが、バイザーが付いており構造上ゴーグルを着用することが可能です。非常に高い安全性を持つヘルメットですが熱がこもりやすい、シールドが装着できないものが多いといった欠点もあります。
ハーフキャップ/ゴーグル付ハーフキャップ
頭頂部を中心に防護するヘルメットです。軽量で開放感があり比較的安価に購入できます。反面、防護する面積が低く、ほかのヘルメットに比べると安全性は下がってしまいます。また使用できるバイクが125ccまでといった規制もあります。
バイク用ヘルメットの規格
バイクヘルメットの安全規格とは?
道路交通法により、バイクに乗る時にはヘルメットの着用が義務付けられています。ヘルメットには、様々なマークが表示されています。これは、ヘルメットの安全性がどんな基準を満たしているかを表すマークです。製品安全協会や一般財団法人など、各団体が定めた規格をクリアしたヘルメットに表示されています。また、安全規格には「強制規格」と「任意規格」があり、強制規格である「PSC」「SG」マークがないヘルメットは日本の小売店で販売を許されていません。任意規格は、更に安全性が高い製品であることを示しています。ヘルメットを選ぶ際には、安全規格も考慮して選びましょう。
規格の種類
日本の販売店には様々な規格に認定されたヘルメットが並んでいますが、代表的なものをご紹介します。
PSC
※Product Safety of Consumer Productsの略
消費生活用製品安全法に基づき、製品安全協会が定めたJIS相当の安全基準を満たしていることを示すマークです。このマークがないと、日本国内の販売店で「乗車用」として販売することはできません。逆に言えば、このマークがないヘルメットは鑑賞用や装飾用ということです。乗車用として購入する際は、必ずこのマークがあることを確認しましょう。
SG
PSCとセットで表示されることが多い、製品安全協会が定める認定基準に適合していることを示すマークです。このマークがついていると、製品の欠陥によって人身事故が起こった場合、最高で1億円の保険金が支払われます。
また、125cc以下用と排気量無制限の自動二輪車用では基準が異なるため、使用するバイクに応じた方のマークを選ぶ必要があります。
JIS
※Japanese Industrial Standardsの略
日本工業規格が定めた安全基準に適合していることを示すマークです。
落下試験(平面アンビル試験)では、1回目7m/s、2回目5m/sを発生させる高さから落とします。貫通性能試験では、3kgのストライカを2mの高さから落とします。あご紐試験では、あご紐に10kgの重さを吊り下げて0.75m落下させてあご紐の伸びを計測し、ロールオフ試験では10kgの重りを0.5m落とし、ヘルメットが人頭模型から外れないことを確認します。
※こちらはSHOEI社の落下試験映像です。
※こちらはSHOEI社の耐貫通試験映像です。
SNELL
非営利機関「スネル財団」が認定する規格で、約5年毎に規格が見直され、しかも、その度に厳しくなっています。安全性を測る基準としては、世界一厳しいことで有名です。落下試験(平面アンビル試験)では、1回目7.75m/s、2回目6.78m/sを発生させる高さから落とし、ヒビが入らないかをテストします。貫通性能試験では、3kgのストライカ(ヘルメットに垂直落下して打撃を与える鋼鉄の槍)を3mの高さから落とします。あご紐試験では、あご紐に38kgの重さを吊り下げて0.12m落下させ、あご紐の伸びを計測。ロールオフ試験では、4kgの重りを0.6m落下させて人の頭を模した人形からヘルメットが脱げないことを確認します。(2017年時点)
これらのテストをくぐりぬけたSNELL規格のヘルメットは、非常に安全性が高いと言えるでしょう。
ECE
ECE規格は「Economic Commission for Europe」の略であり、日本語では「欧州経済委員会」となります。ヨーロッパを中心に使用されている安全規格です。SNELL規格が「衝撃を受けても壊れないこと」を重視しているのに対し、ECE規格は「ヘルメットが壊れることで衝撃を吸収すること」を重視しています。SNELLとは考え方の違う規格であり、硬さと衝撃吸収性のどちらを選ぶかは、個人の判断によると言えるでしょう。
Arai
日本のヘルメットメーカー「アライヘルメット」が独自に設けた自社規格です。SNELL規格よりも更に厳しい審査基準が定められており、アライヘルメットがSNELL規格として販売しているすべての自社製品に、一般・レース用問わず適用されている規格です。
MFJ
日本モーターサイクル協会が定めた競技用ヘルメットの規格。JIS準拠の安全性能に適合したヘルメットが認定され、MFJ公式のレースに出る際には必ず必要です。認定されると「MFJ公認シール」が貼られます。
国産メーカーの紹介
Arai
国内のヘルメットメーカーでは老舗。
創業は明治35年初代新井唯一郎氏が新井帽子店(前身)を設立から始まっているそうです。
<アライの特徴>
独自の安全規格を持っている!!
先の規格の中でも少し触れましたが、SNELL規格よりも更に厳しい審査基準の独自に設けた自社規格を持っています!
※以下HP文面抜粋
ヘルメットで一番重要な事、それは「ライダーを護る事」。
アライは1902年の設立当初から新井ファミリー3代にわたり、ひたすら安全性を追求しヘルメットを創ってきました。その想いはアライで働く全ての人々に伝わり、バイク乗りである「アライの作り手」によって日々想いのこもった製品として皆様のお手元にお届けしています。
眼鏡ユーザーにおすすめ!
メガネ対応ヘルメットなんですよ!二輪用フルフェイスのシステムパッドには段差があり、メガネのつるを通しやすくする加工が施されてます。カバーを外さないと気づきにくい隠れた機能だそうです!
※眼鏡の形状によって適合が難しい場合や、またヘルメットの種類によって加工が未実施の場合があります!購入の際に店員さんに聞いてみよう!
SHOEI
1959年創業、SHOEIは東京で安全帽(一般用ヘルメット)の生産からスタート。
SHOEIは、より安全で機能性の高い革新的なヘルメット造りへのチャレンジの歴史といっても過言ではありません。すべてのモーターサイクルライダーの安全を願い、機能と品質を追求して技術を磨き続ける中で、今日SHOEIはプレミアムヘルメットを代表するブランドとして、世界中のライダーに愛用されています。
OGK KABUTO
1948年「大阪グリップ化工株式会社(現 オージーケー技研株式会社)」として創立。
オージーケーカブトは、時代とともに変化が求められるスタイルやデザイン、スポーツ・健康志向の高まりなどのニーズに応えつつ、プロ仕様から小さなお子様向けのシリーズ商品まで、幅広いラインナップを展開しています。
どこまでも人のいのちを守るために、そして、ひたすら個性的なスタイルを極めるために、私たちKabutoは、常に「安全性」と「スタイル」を融合させながら、あらゆる人に親しまれる独創的な商品開発に取り組んでいます。
また、先に紹介した2社と違って海外生産を行っており、比較的安価で購入することができるのも特徴です!
おすすめヘルメット
まとめ
バイク用のヘルメットについて解説と紹介させていただきました。いかがだったでしょうか。ヘルメットはあなたの命を守る重要な装備品です。先にも紹介いたしましたが、複数のヘルメットを所持して、その日の気分に合わせてチョイスするのもありです。好きなヘルメットを被って好きなバイクに乗る!最高ですよね!
末永く安全にバイクライフを楽しみましょう。
では、また。