【雑談ネタ・雑学】コーヒー豆の高騰!?まだまだ値上げは続くの!?身近なはずのコーヒーがいつか高級嗜好品に💦
おはこんばんにちは!mantaiです!
みなさんは「コーヒー」を飲まれますか~?
私はバイクが趣味でツーリング先など景色の良いところで飲むコーヒーが好きだったりします♪
まぁ、お恥ずかしながら、正直なお話をすると・・・
私は社会人になって(しばらくたってからw)からコーヒーの味を覚えました!💦
最近では、コンビニなどでも気軽においしいコーヒーを買うことができて、以前にも増して身近なものになりつつありますよね!
そんなコーヒーですが、実はコーヒー豆高騰が問題化しており、気軽に利用できなくなってしまう日が近づいているかも知れません!💦
今日は、そんなコーヒー豆価格の高騰とコーヒー2050年問題について解説していきたいと思います。
この問題についてご存じの方も、そうでない方も、ざっくりですがお話ししますので、どうぞ最後までご覧ください!
コーヒー豆の高騰とは?
コーヒー豆の先物相場が2014年10月以来、7年ぶりの高値圏を維持している。コーヒー豆を販売する専門店や喫茶店は価格改定に踏み切る動きが広がっています。
どれくらい値上げしているのか?
コーヒー生豆相場は昨年11月に1ポンド当たり106セントだったが、価格が上昇し始めた。さらに今年、207セントまで価格が上昇した。この時点で約2倍の価格!💦
一時は170セント台まで下げたが、再び値を上げ始め、10月1日に再度200セントを超える値が付くなど依然として高値で推移している。
では、コーヒー豆高騰の原因はいったいなぜなのでしょう?
コーヒー豆の高騰の要因
要因1.ブラジルの天候不順
コーヒー豆世界最大の生産国であるブラジルが裏作にあたることを背景に、昨年 11月から続く降雨不足による天候不順が発生しており、コーヒー豆のもとであるコーヒーの実の収穫量が減少している。
また、不作の続く中、ブラジルにおける広範囲のコーヒー生産地域にて 1994年以来となる大規模な降霜(霜害)が確認され、コーヒーの木や実がダメージを受けていることから今後も供給不足の解消は困難との見通しから高値相場の長期化が懸念されているそうです。
要因2.コロンビアでも天候不順
世界有数のコーヒー豆生産地のコロンビアでは、ラニーニャ現象により、降雨が多く、コーヒー生産量を減少させている事から、相場を押し上げる要因の一つとなっています。
要因3.新型コロナウィルスの影響
コロナ禍で発生した海上輸送網の混乱などで供給不足が懸念された一方で、需要面では世界各国においてステイホームなどが推奨され、自宅でのコーヒー消費が増えたことや、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済活動の回復に伴うコーヒー消費量の増加が見込まれ、5月末にはコーヒー豆の需給逼迫を織り込み高騰していました。
俗にいう、世界的な「買い占め」が発生してしまっているとのことらしいです💦
要因4.エチオピアの内戦
2020年11月、エチオピア北西部のティグライ州でエチオピア軍とティグライ人民解放戦線(TPLF)の衝突が発生した。以降、エリトリア軍も介入、紛争はエスカレートし、一般市民の殺害や略奪被害が発生、国際社会は憂慮の声を強める状況が今も続いている。
エチオピアも世界有数のコーヒー豆生産地であり、内戦により非常事態宣言が発令され、エチオピア国内の物流が止まるなど、コーヒー農園運営も深刻状況になっているとのことで、今後の流通も見通しが立たない状況だそうです。
ざっと要因を挙げてみました。
これだけ書いてても一消費者である我々にはどうすることもできない問題ばかりで悩ましいですよね💦
この状況が続くと本当にコーヒーが高級嗜好品なってしまう恐れがあります。
この問題を、コーヒーの2050年問題と呼ぶそうです。
しかし、各企業さんたちはそんな問題に立ち向かうべく様々な活動を始められているようです!!心強い!!そんな、活動の一部を下記に紹介します!
ちょっと余談タイム
ここで、私たちの飲むコーヒー☕️は、どこの国で多く生産されているのでしょうか!!
世界のコーヒー生産国ランキング2019( 2021年1月発表)
順位 | 国名 | 地域 |
生産量(t) |
世界計 構成比 |
累計 構成比 |
1 | ブラジル | 中南米 |
3,009,402 |
30.0% |
30.0% |
2 | ベトナム | アジア | 16,83,971 | 16.8% | 46.8% |
3 | コロンビア | 中南米 | 885,120 | 8.8% | 55.6% |
4 | インドネシア | アジア | 760,963 | 7.6% | 63.2% |
5 | エチオピア | アフリカ | 482,561 | 4.8% | 68.0% |
6 | ホンジュラス | 中南米 | 476,345 | 4.7% | 72.7% |
というように、世界のトップの生産地で様々な異常が発生しており、コーヒー豆が少ない状況になってしまっている。コーヒーの生産には、「標高」や「寒暖差」に加え、温度・日射量・降水量などの「微気候」といった環境要素が重要だ。主な生産地は赤道を挟んで北緯25度から南緯25度までの一帯で、通称「コーヒーベルト」と呼ばれ、ラテンアメリカ・アフリカ・アジア/太平洋が3大生産地となっています。
以上、ちょっと余談タイムでした!
本題に戻ります!
コーヒーの2050年問題
気候変動によってコーヒーの栽培地が大幅に減少し、収穫量の減少や品質の低下、生産者不足などによって“おいしいコーヒー”が現在の価格帯では飲めなくなることなどが懸念されているのことを言います。
地球温暖化の問題は、単に温度の上昇だけではなく、湿度の上昇や降雨量の減少など、さまざまな変化を引き起こします。
こうした気候変動は、コーヒー栽培にも影響を及ぼします。
気温や湿度の上昇により、さび病というコーヒーにとってもっとも深刻な病気が発生しやすくなり、収穫量の減少や、品質低下を招きます。
今後の対策等の各企業の取り組みについて
スターバックス社の取り組み
コーヒーショップ最大手であるスターバックスでは、気候変動対策につながる活動として、南米コスタリカにあるスターバックス唯一の自社農園「ハシエンダ アルサシア」において、常駐する農学者が、気候変動などがもたらす病害虫に耐えうる品種の開発や、小規模農家が高品質で効率的なコーヒー栽培が可能となる研究に取り組んでいる。なお、ここで開発した品種や栽培方法などは、世界中のコーヒー生産者に無償提供している。
キーコーヒー株式会社の取り組み
日本企業であるキーコーヒー株式会社は、2016年4月より国際的な研究機関である、ワールド・コーヒー・リサーチ(World Coffee Research、以下WCR)と協業し、インドネシアにある直営「パダマラン農園」でIMLVT試験(品種栽培試験)に取り組んできました。2021年で4年目となるこの取り組みでは、WCRが指定した、世界で栽培されているあらゆる品種を、各地で同時栽培する試験を実施。各品種の耐病性、生産性、品質などを調査することで優良品種の発掘に取り組んでいます。この取り組みにより、「耐病性」「生産性」に加え、「高い香味レベル」を兼ね備えた品種を発掘し、それぞれの地域に適した、優良で正統な品質の苗を世界中に届けることが可能となれば、多様性が確保されたコーヒーの未来を実現できると考えています。
一部ではありますが、コーヒーを供給するメーカーも活動を通して、今後の問題に向き合い尽力をしている様子が見受けられました!
我々も、各企業をお応援することで、この問題に立ち向かいことができるのです!
一人では小さい力かもしれませんが、力を合わせれば大きな力になるのです。
みんなで応援しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
世界の様々な状況化でコーヒー豆価格が高騰してしまっていること、また、今後の起こりうるコーヒーの2050年問題の対策として、コーヒー生産者(供給メーカー)が安定的にコーヒー栽培を続けられるための「気候変動などの環境変化に耐えうる品種」を見つけ、生産国や地域の多様性を維持するための取り組みを考えながら進めていることがお判りいただけたかと思います。
私たちにとって、コーヒーが今後も身近な存在であり続けていることを願うとともに、小さなことでも協力できればと思い記事にしてみました。